2014.0115 O.A BB弾が教えてくれること

釧路湿原をのぞむ北斗展望台の近く、温根内の木道の脇でタンチョウの死体が見つかりました。
そのタンチョウの胃の中にはBB弾が11個も入っていたのです。
おそらくタンチョウはデントコーン畑の摘み残しの粒を拾って食べるので、エサと間違ってついばんだのではないか？というのが慶輔獣医の推測です。
珍しいものを飲み込んだタンチョウ・・・ということだけではなく、この問題はもっと深い問題を私たち人間に与えてくれました。
タンチョウに限らず、野生動物は人間が屋外に捨ててしまったゴミ、そのほかのものを色々食べている。
そして何かしらの健康被害を受けているという事実が判明したということです。

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人間の出したゴミやそのほかのものが彼らの生活に危険を及ぼしているのです。
そもそも食べることを想定しているわけではないのですから・・・
でも、全然違う目的で使用したものや人間の出すゴミも、野生動物の口に入るかもしれないということを想定しなければ、
真の意味での野生動物と人間の共生は難しいのかもしれません。
世界中でもウミガメがビニールを食べたり、この写真（コアホウドリの死体の胃の中から発見されたプラスチックの破片）のように
コアホウドリが口にしたりすることがあるというのが紛れもない事実なのです。

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※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。